2019年1月からGoogleしごと検索（Google for Jobs）のサービスが開始いたしました。ここでは、そのGoogleしごと検索について、Googleの検索結果に表示されない場合の対処法を解説します。
- Googleしごと検索（Google for Jobs）に表示されないときの対処法
- Googleしごと検索（Google for Jobs）に自動で求人を掲載させる方法
- Googleしごと検索だけでなくIndeedの求人検索も活用しよう
Googleしごと検索（Google for Jobs）に表示されないときの対処法
構造化データテストツールでエラーがないかチェック
自社の求人情報を構造化データで実装し、Indexing APIもしくはサイトマップでGoogleに情報送信をした後、検索結果に求人情報が表示されないときは、まず構造化データにおけるエラーを疑いましょう。エラーが出ているかどうかを確認するときには、Googleから公開されている構造化データテストツールに採用ページのURLを入力してください。
検証結果の左側JobPosting内に「警告なし」と出た場合、構造化データに大きな問題はありません。一方、JobPosting自体が出てこなかったり、警告表示がされたりしたときには、エラー内容の確認をしながらソースコードの修正をする必要があります。
Googleにページが認識されているかチェック
もうひとつの原因として考えられるのは、求人情報ページがGoogle側に認識されていないケースです。Google Search ConsoleというツールでURLのインデックス状況を確認しましょう。Google Search ConsoleのURL入力欄にページのURLを入れ、「URLはGoogleに登録されています」と表示されたときには、送信した求人情報はGoogleにインデックスされている（認識されている）と判断できます。
登録されていないときには、Indexing APIかサイトマップ(sitemap.xml)のどちらかの方法を用いて問題を解決する必要があります。求人情報ページのクロールとインデックスを同時にリクエストできるIndexing APIは、Googleの推奨する方法です。Indexing APIでは、新しく作ったページの情報だけではなく、既存ページの更新、既に募集が終わったページの削除が速やかに検索結果に反映されます。
Googleにページを認識してもらう方法
Google しごと検索に対応するためには、指定されたマークアップを済ませサーバーにアップする必要があります。しかし、それだけだとすぐにはGoogleの検索結果に反映されません。マークアップを済ませたらGoogle側に更新したという情報を送信しましょう。
やり方はさまざまですが、今回は「Indexing API」を使う方法と「sitemap.xml」を使う方法をご紹介します。
＜Indexing API＞
Google Cloud Platformの「APIとサービス」でIndexing API設定を有効にします。有効にした後に新しいサービスアカウントの作成をおこないます。アカウント作成が完了しましたら、Search Consoleで先ほど作成したアカウント所有権を紐づけます。そしてアクセストークンを取得し、APIにて認証をおこなえばGoogleにリクエストを送れます。
＜sitemap.xml＞
最初にsitemap.xmlを作成します。その際、自動でsitemap.xmlを作成してくれるツールなどがあり簡単にsitemap.xmlを作成することができます。
作成が完了しましたら、下記URLのようにsitemap.xmlを絶対パスにし、ブラウザの検索ウィンドウへ入力・実行します。
http://www.google.com/ping?sitemap=対象サイトのURL
この工程をおこなえば、sitemap.xmlの送信作業は完了になります。
Googleしごと検索（Google for Jobs）に自動で求人を掲載させる方法
ここまで、Googleしごと検索に掲載されない場合の対処法を紹介しました。
Googleしごと検索に掲載されないときは、自分で構造化データにエラーがないかチェックしたり、Googleにデータの更新を知らせたりする必要があります。このような対応が難しい場合は、リクルートが提供している「ジョブオプ採用管理」というサービスを利用するのがおすすめです。
ジョブオプ採用管理を使えば、簡単に自社の採用ページを作成でき、求人情報を登録すると自動でGoogle しごと検索に掲載されます。また、採用ページの効果レポート（訪問数や応募数）も確認することができます。
ジョブオプ採用管理はコチラ https://jobop.jp/ats/
Googleしごと検索だけでなくIndeedの求人検索も活用しよう
Google しごと検索に類似したサービスにIndeedの検索システムがあります。
IndeedはGoogle同様、WEBサイト上の求人情報を収集し、Indeed内に掲載するサービスをおこなっています。Indeedは全世界で月間2.5億人以上の訪問者数を誇る検索求人エンジン※1です。こちらに掲載されれば、より多くの人に求人を見てもらうことが期待できます。
Indeedに求人情報を掲載するには、「Airワーク 採用管理」を活用する方法がおすすめです。
Airワーク 採用管理では、採用ページを持っていない企業でも、豊富なテンプレートの中から簡単に採用ページの作成ができます。そして採用ページを作成すれば、自動的にIndeedへも掲載されます。求人検索サービスに求人を掲載したいときは、自分で検索エンジン対策をする方法だけではなく、自動掲載の機能があるサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
※1：Google Analytics ユニーク・ビジター数 2018年 9月
Airワーク 採用管理はコチラ https://ats.joboplite.jp
※この記事は2019年10月時点の情報に基づきます